電話で息子や孫などをかたり、指定した口座に金銭を振り込ませる「オレオレ詐欺・恐喝事件」が依然として続いています。
　本市を管轄する警察署管内では、ことしに入って34件、被害総額は約5400万円にも上っています。
　最近では、警察官や弁護士、夫などと役割を分担して電話口に出て、交通事故を装って示談金や弁償金をだまし取ったり、時間がないと急がせて指定口座に現金を振り込ませるなど、手口が悪質・巧妙化し、若い世代にも被害が広がっています。
　警察官は示談の仲介や支払いを促すことはありません。また、いったん振り込んだお金を取り戻すことは困難です。
　被害に遭わないために、「家族の名前などを話さない」「お金を振り込む前に、家族や親戚、警察などに連絡して状況を確認する」ことが大事です。
　少しでも不審な点があったら、すぐに最寄りの警察に相談してください。
問い合わせ・相談　最寄りの警察または県警本部けいさつ相談室（電話283・9110）へ