12市町村と合併する3月21日までに作成するとお約束していた合併マニフェスト(政策綱領)の素案が、先月22日にでき上がりました。
選挙がない平時のマニフェストをつくる理由を私はこう考えています。
一つは今回の合併で一気に25万人も市民が増えることです。編入合併でこれだけの規模は全国に例がありません。それだけに、現在の新潟市と78万新市の特徴・性格はかなり異なります。各種データを基に新市の姿を明確にし、皆で確認する必要があります。
私たちが目指す政令市の理念や将来像を分かりやすくお示しし、さらに政令市を2007年4月にきちんと船出させる2005、2006年度の具体施策、取り組みを、工程表にすることも重要です。
これらのことを、篠田市政が遂行に責任を持つマニフェストとして示すことが、市民の皆さまから新市の姿や方向性について最も関心を持っていただけると考えました。
報道などでご承知の通り、目指す政令市の基本理念は「共に育つ」と規定しました。
これは<1>新潟地域は江戸時代から湊町と農村部が助け合う関係にあった<2>合併協議で高次都市機能を持つ港町と田園が互いの特性を発揮する田園型政令市を目標とした<3>編入合併とはいえ互いの良いところを積極的に取り入れ、学び合う都市づくりを目指す――などが理由です。
具体的理念として<1>世界と共に育つ日本海政令市<2>大地と共に育つ田園型政令市<3>地域と共に育つ分権型政令市――を掲げ、これまでになかった政令市を築き上げます。
平時のマニフェストなので、素案を市民や議員の皆さまにお示しし、ご意見をいただくことにしました。ホームページやお近くの地区事務所などでご覧になれます。短期間で恐縮ですが、今週中にご意見をいただければマニフェスト確定版への反映が可能です。
市民の皆さまのお力をいただき、マニフェストの実行に全力を挙げますのでよろしくお願いします。 |