◆SARSに備え予防対策進む
診察室の整備・対応訓練など
SARS(重症急性呼吸器症候群)対策として、市民病院に建設していた感染症外来診察室が10月に、衛生試験所に整備していたクリーンルームが7月に完成しました。11月4日には県と連携し、SARS患者が発生した場合の合同対応訓練を実施するなど、万が一の場合に備え予防対策に努めています。
感染症外来診察室は、広さ約20平方メートル。内部の空気が外へ漏れないよう、陰圧装置を備えています。
病院の外にあるため、一般の患者と完全に分離して外来診察を行うことができます。SARSの疑いがあると診断されて入院する場合にも、病院内を通らずに直接感染症病床に入室できるよう整備しています。
衛生試験所には、ウイルス検査のための細胞調整室「クリーンルーム」を整備し、検査機能を強化しました。
11月4日には、情報の収集・伝達、患者・接触者への調査、関係機関との連携などを行い、SARSへの対応に万全を期すため、県と連携して合同訓練を実施しました。
訓練は、SARS伝播確認地域への出張から新潟空港に帰国した2人が、帰国翌日に38度以上の発熱やせきなどの症状を訴えたという想定で行われ、ゴーグルやマスク、ガウンを着用した職員が、外部にウイルスが漏れない「陰圧式患者移送装置」を使用して、患者を市民病院に運びました。
また、対策本部を設置するとともに、家族や職場への聞き取り調査やウイルス検査を行いました。
インフルエンザ予防接種
を受けましょう
例年、12月から3月にかけて、インフルエンザの流行が見られます。
SARSとインフルエンザの初期症状は、38度以上の急な発熱、せきや呼吸困難などでよく似ています。インフルエンザの流行時期にSARS患者と区別ができずに、混乱を生じる可能性がありますので、インフルエンザの予防接種を積極的に受け、感染を予防しましょう。
■インフルエンザやSARSを予防するには
<1>帰宅時には手洗い・うがいを心掛ける<2>なるべく人ごみは避ける<3>外出時はマスクをする
問い合わせ 保健予防課(Tel.内線3642)へ
◆"市長への手紙"
市ホームページなどで公開
市民の皆さんから市政に関する意見や要望などを寄せてもらう「市長への手紙」。公開の承諾を得た手紙の内容を、市ホームページと市政情報案内室(市役所本館4階)で公開しています。
「学童保育を学校内に設置してほしい」「気軽に利用できる運動施設を作ってほしい」「市街地などの一方通行を解除して欲しい」「合併後の新市の名前を公募してはどうか」などの要望や意見と、それに対する市長の回答を、福祉・教育・生活・合併などの項目に分けて掲載しています。
「市長への手紙」は、市役所や地区事務所などに専用用紙と封筒を備えているほか、市ホームページからも意見などを寄せることができます。
手紙はすべて市長が目を通し、回答しています。問い合わせ 市民相談室(Tel.内線2062)へ
◆市職員を募集
給食調理員
1次試験日(適性検査)12月14日
試験会場 市立高志高校
職種 給食調理員(技能労務職)
受験資格 昭和48年4月2日から61年4月1日までに生まれた人
申込期間 あす17日から11月28日までの午前8時半〜午後5時15分(土・日曜、祝日を除く。郵送の場合は11月28日の消印有効)
試験案内・申込用紙の配布場所 人事課(市役所本館4階)、黒埼支所総務課、地区事務所、水道局総務課 ※郵送を希望する人は、返信用の長形3号封筒(あて先を記入し、80円切手を張る)を同封した封筒に「給食調理員試験案内請求」と明記し、〒951・8550、人事課へ
申し込み・問い合わせ 人事課(Tel.内線2073)へ
◆"新潟フェスタ"
3日間で6万4000人
「観光と物産"体験市"新潟フェスタ」が、11月1日から3日にかけて、市産業振興センターで開催されました。
この催しには、期間中約6万4000人が来場。新潟の特産品・民工芸品などの実演販売や製作体験、農水産物の販売など、活気あふれる多彩な内容に会場は大いに盛り上がりました。
ことしは、新潟地域で合併協議を進めている13市町村の一体感醸成に向けて、各市町村の観光や特産品を紹介するコーナーを設置。ステージでは、地域の伝統芸能などが披露されました。
◆市役所も
アルビを応援
アルビレックス新潟の活躍を願い、市役所周辺に応援のぼり旗を100本設置しました。
◆ムッシューあきらくんの合併あらかると
<27>市の制度を拡充する事務事業
9月に協議を終えた任意の合併協議会では、市民生活に密接にかかわる事務事業227項目について、調整方針を協議しました。
各種事務事業は、一定期間経過措置を設けるものなどもありますが、原則として本市の制度に統一することになります。
中には、本市のサービス水準が他市町村より低いものを一定水準に引き上げるものや、本市以外の制度で新市の制度として新たに取り組むことを検討していくものもあります。
主なものでは、障害者の紙おむつ購入費に助成する「障害者紙おむつ事業」や、経済的な理由で大学などへの進学が困難な人に奨学金を貸し付ける「奨学金事業」、「排水路改良工事等助成事業」の補助対象の拡大などがあります。
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