◆新潟地域合併問題協議会
事務事業の調整など協議が大詰め
本市と近隣12市町村が広域合併について話し合う「新潟地域合併問題協議会」の8回目の会合が、9月8日に開かれました。会合では、住民サービスに関する各種事務事業の調整方針案と農業委員会の取り扱いを協議したほか、地域審議会の先行事例、政令指定都市の概要について報告が行われました。
各種事務事業の調整では、今回、精神障害者医療費助成事業で合意し、全227項目のうち226項目で合意に至りました。
各市町村に設置されている農業委員会の取り扱いでは、合併後、「新潟市」「新津市、小須戸町、横越町、亀田町」「豊栄市」「白根市、岩室村、西川町、味方村、潟東村、月潟村、中之口村」の4つの区域に1つずつ設置することで合意しました。
そのほか、本市を除く12市町村に設置することが決まっている地域審議会に関して、組織や取り扱う事務など、他都市の事例報告があり、次回の会合で新市における同審議会の骨格について協議します。
また、先行政令指定都市の区割り基準などを含めた政令指定都市の概要についても報告があり、新市の区割り基準の基本的なあり方、区役所の権限などについて、委員からさまざまな意見が出されました。
会合の最後に篠田市長は、「次回の会合でこの協議会を終えることができるよう、精一杯努力していく」と述べました。
9月29日に行われる次回会合では、合併建設計画各論をはじめ、地域審議会、特別職の取り扱いなど残された項目を協議する予定です。
■第9回新潟地域合併問題協議会
日時 9月29日午後4時から
会場 ホテル新潟
傍聴の申し込み 当日直接会場へ
問い合わせ 広域合併推進課(Tel.内線2170)へ
◆日ロ経済協力の実現に向けて
市長らが政府に要望書
日ロ沿岸市長会の代表幹事を務める篠田市長は、同会の幹事である秋田市長らとともに、9月11日に外務省・経済産業省・内閣官房を訪れ、日ロ間の貿易経済分野における協力について、川口外務大臣・平沼経済産業大臣・福田内閣官房長官あてに要望書を提出しました。
これは、8月にロシアのペトロパブロフスク・カムチャツキー市で開催された「第19回日ロ沿岸市長会議」で合意されたコミュニケに基づいて行ったもので、要望書は日ロ沿岸市長会とロ日極東シベリア友好協会の連名となっています。
要望書では、「アンガルスクからナホトカに至る石油パイプライン・プロジェクトと、サハリンのエネルギー開発プロジェクトの早期実現に向けて、引き続き最大限の努力を要望する」としています。
また、日ロ両国政府間で協議が進められている「日露貿易投資促進機構」の設立時には、ロシア極東に代表部を設立するよう求める内容も盛り込まれています。
◆長寿を祝い市長が訪問
新100歳長井さん宅へ
9月15日の老人の日(敬老の日)に、77歳・88歳・100歳の人に祝い金を贈り、長寿を祝いました。
9月15日現在、対象者は、77歳が4114人、88歳が1354人、100歳が61人。この日篠田市長は、ことし満100歳を迎えた長井庄治さん(近江3)宅を訪れ、祝い金と祝い状などを手渡し、和やかに歓談しました。
長井さんは、長く県内の美術界をリードする日本画家として活躍。トキの作品をはじめ、数多くの作品を手掛けました。
市長との歓談で長井さんは「昔は写生をするために、山の中を歩き回っていた。この年齢で健康でいられるのはそのおかげです」と話し、交流のあった會津八一氏との思い出などを語りました。
今は体調を考慮し自分で絵を描くことはないそうですが、毎月1回、絵画サークルの講師を務める長井さん。「また自分で筆を持って、今度こそ満足のいくトキの絵を描きたい」と、絵に対する情熱が元気の源になっているようでした。
本市の65歳以上の高齢者は約9万6000人。そのうち、100歳以上の人は123人で、最高齢は106歳の男性です。
◆10月17・18日
本市ゆかりの先人に触れる
にいがた人物探訪
さまざまな分野で多大な功績を残した、本市ゆかりの先人に触れてもらおうと、「にいがた人物探訪」を開催します。
今回のテーマは、「新潟の近代医学を育てた人」。名誉市民でもある荻野久作氏と澤田敬義氏を中心に、本市の近代医学の発展に功績のあった先人を取り上げます。
日本医史学会理事長の蒲原宏さんの講演を聞き、ふるさとガイドの案内により、荻野・澤田両氏の銅像がある、オギノ公園や営所通パークなどを訪ねます。
期日 10月17・18日(2日間とも同内容)
時間 午後2時〜4時
会場 市消防局講堂
定員 各日40人
申し込み 10月6日(必着)までに往復はがき(1枚につき1人)に希望日(第2希望まで記入可)、住所、氏名、電話番号を記入し、〒951・8550、文化振興課(Tel.内線2155)へ
※応募多数の場合抽選
◆9月23日は祝日のため、
全市でごみの収集は行いません
◆ムッシューあきらくんの合併あらかると
<19>合併建設計画
各地域の役割について〜その3
合併建設計画では、既存の市町村区域を単位に6つの地域割を設定し、各地域の役割を示しています。
■白根市・味方村・月潟村・中之口村地域
豊かな自然環境と調和したゆとりある居住環境の整備を目指します。
仏壇やかまなどの地場産業をはじめとする各種製造業や農業など、伝統に裏打ちされた生産品を地域ブランドとして高めることに加え、製作体験・農業体験による交流など、ものづくりや観光を通してにぎわいのあるまちづくりを進めます。
■西川町・潟東村・岩室村地域
利便性の高い交通網を生かし、都市近郊における雇用創出に向けた工場地域を配置するまちづくりを進めます。
交通・情報ネットワークの活用を図り、温泉や海岸など恵まれた自然環境・観光資源を生かした観光地として、また人々の憩いと交流の場としてのまちづくりを進めます。
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