◆水と緑のネットワークづくりを推進
西川左岸に“水辺の広場”
水辺を生かしたやすらぎのある空間を創出しようと、水と緑のネットワークづくりを推進しています。西川が流れる小見郷屋地区では、この秋から「水辺の広場」の整備に取り掛かります。
水辺の広場は、県が進める西川の改修工事に合わせて整備するもの。川の左岸約800メートル区間に遊歩道や木製のデッキ、花壇などを備えるほか、低木の植栽を行います。
整備予定地は、身体障害者療護施設「新潟みずほ園」、知的障害者更正施設「みのり園」などの福祉施設と隣接していることから、車いすを利用している人が川岸のデッキまで降りやすいようスロープを設置。また、花壇をデッキより高い位置に設けることで、車いすに座ったまま花々に親しめるなど、バリアフリーの設計になっています。
広場の整備にあたっては、平成12年からことし2月まで計5回、ワークショップを開催。地域住民や福祉施設に入居している人などと話し合い、整備や管理方法などについて一緒に計画しました。
工事にはこの秋から着手し、今年度中の完成を予定しています。
水と緑のネットワークづくりでは、憩いとゆとりの水辺空間として、信濃川右岸のやすらぎ堤緑地(新潟ユニゾンプラザ裏上流部分)と、阿賀野川右岸の緑地整備を引き続き進めるほか、通船川緑地で松崎地内の公園の実施設計に着手しています。
問い合わせ 公園水辺課(Tel.内線2835)へ
◆8月25日から
住基ネット第2次サービス
住民基本台帳カードの利用法
8月25日から、住民基本台帳ネットワークシステム(以下住基ネット)の第2次サービスが始まります。
全国どこの市区町村でも自分の住民票の写しが取れるようになるほか、希望者には手数料500円で、「住民基本台帳カード」が交付されます。
住基カードを利用すると
■転出転入手続き
住基カードの交付を受けると、引っ越しをする際の転出転入手続きが簡素化されます。
現在引っ越しの場合には、住んでいる市区町村に転出届を出し、「転出証明書」の交付を受けた上で引っ越し先の市区町村に転入届を出すため、2回窓口に行く必要があります。
同カードの交付を受けている場合には、あらかじめ転出地市区町村に「付記転出届」を郵送で提出。転入先市区町村の窓口で同カードを添えて転入届を提出することで、窓口での手続きは1回で済むようになります。
■公的な証明書として
同カードは、住基ネットでの本人確認に利用できるほか、写真付きを希望した場合は、公的な証明書として利用できます。
■公的個人認証サービス
同カード内に電子証明書などを保存し、住基ネットが提供した本人確認情報と照らし合わせて、インターネットでの行政手続きの際に申請者の本人確認を行う「公的個人認証サービス」も、今年度中に開始予定です。
近い将来、このサービスを利用して、行政機関へのさまざまな申請・届け出が、インターネット上からできるようになります。
同カードの申請方法などは、本紙でお知らせします。
問い合わせ 市民課証明係(Tel.内線2446)へ
※転出転入手続きについては、市民課審査係(Tel.内線2443)へ
◆補助金制度の改革に向けて
目標や終期の設定などを提言
本市の補助金制度を見直し、望ましい制度のあり方を検討してきた「補助金制度検討会議(望月迪洋座長)」が、このほど提言書をまとめ、篠田市長に提出しました。
検討会議は、公募委員3人を含む計14人で構成。昨年11月から6回にわたり会議を開催しました。会議では、補助金は既得権益化し固定化する傾向があるため、市民から見てどうすれば制度の柔軟性を高められるのかという観点から議論が行われました。
提言書では、<1>原則3年以内の終期の設定や目標の設定、評価の実施などを柱とした交付基準の設定<2>補助を受ける事業者も含めた積極的な情報公開<3>補助金の採否や審査を行う第三者機関の設置<4>市民からの自由な発想による公募型補助金の創設――などが盛り込まれており、新設の補助金は来年度予算編成から、また既存の補助金についても新制度の適用を広げ、最終的には、すべての補助金を新制度で一元化することを提言しています。
市では提言を受け、来年度予算編成に向けて、規則の改正など制度の改革に向けた検討に入ります。
問い合わせ 財政課(Tel.内線2268)へ
◆わが家の緑花コンクール
自慢の庭や花壇などを募集
市都市緑化推進協会では、「わが家の緑花コンクール」の作品を募集しています。同コンクールは、緑豊かで潤いのあるまちづくりを市民の皆さんと共に進めようと行っているもの。家庭・事業所・地域の3部門に分けて、自慢の庭や花壇、緑化活動などを表彰します。
内容 <1>家庭部門…自宅のベランダや壁面などを花や緑で彩っているもの
<2>事業所部門…事務所や店舗などの敷地を花や緑で彩っているもの
<3>地域部門…民有地、公有地を問わず緑化活動を行っている団体
注意事項 写真は道路から庭や花壇を眺めることができ、それが分かるように撮影したものをサービスサイズで4枚以内(デジタルカメラ可)。入賞した場合、ネガまたはデータを提供してもらうほか、版権は主催者側に帰属します。
応募方法 8月29日(必着)までに、所定の参加申込書に写真を添え、〒951・8131、白山浦1・613・69、市開発公社会館内、市都市緑化推進協会(Tel.232・7400)へ
※10月に表彰式と写真の展示を予定。申込書は同協会、黒埼支所、地区事務所、連絡所にあります
◆ムッシューあきらくんの合併あらかると
<13>「市長と語る会」より
ー聖籠町・巻町との合併ー
Q聖籠町や巻町は合併協議に参加しないのですか。
A聖籠町については、新潟東港を一緒に管理・運営していることなどから、合併協議に加わってほしいということを以前から伝えてきました。
聖籠町からは、町民アンケートの結果などを受けて、「当面は市町村合併をしない」ことを決定したため、今のところ、協議会への参加は見送らせてほしいという話がありました。
巻町は合併せずに単独のまちづくりを目指すとしていますが、通勤、通学、買い物など、日常生活圏の一体化が進んでいますので、将来的には合併対象として検討すべき地域のひとつであると考えています。
政令指定都市を目指す新潟市としては、まず平成17年3月までに、現在協議を進めている近隣12市町村との合併をきちんと仕上げることを最優先に取り組んでいきます。
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