◆市政改革
推進委員会を発足
市民の目線から提言
市民の目線から市政改革を進めることを目的として、市政改革・創造推進委員会(会長・塩谷壽雄新潟経済社会リサーチセンター常務理事)が発足しました。委員会では、6月9・18日の2回にわたり、改革の基本的な方向を示す「基本指針」の素案について意見を交わしました。
委員会は、大学や法律、経済関係など幅広い分野の学識経験者5人と、市民からの公募委員2人の計7人で構成しています。
6月9日、初会合の冒頭で篠田市長は、「市政について普段感じていることを率直に出していただきたい。市民にとって、市職員にとって良かったと思えるような改革に仕上げていきたい」とあいさつしました。
今回審議した基本指針の素案では、「情報公開・提供の推進」「市民参画の推進」「機構・行財政改革」の3つを重点改革項目に掲げ、それぞれに推進目標などを示しています。
これに対して委員からは、「評価の徹底を重点改革項目に入れるべきだ」「情報公開の前に『積極的な』という言葉を加えてほしい」「市職員の意識改革として、職員による市役所活性化委員会の設置や、職員アンケートを実施してほしい」――などのさまざまな意見や要望が出されました。
委員会は、これらを提言書にまとめて市に提出。市では、提言書を踏まえて基本指針を決定し、さらにこの指針に基づいて、年内をめどに具体的な「改革プラン」を策定します。
また、同委員会では、改革プラン案の審議や、改革プランの実施状況の評価なども行っていきます。
さわやか運動を実施中
市民サービスの向上を図るため、市職員の意識改革を進める「さわやか運動」を実施しています。
"さわやか"という言葉には、職員一人ひとりが「さりげなく」「わかりやすく」「やさしく」「かろやかに」を心掛け、さわやかな市役所に変えていこうという意味が込められています。
窓口・電話応対の改善や、地区事務所の待合室に市政情報コーナーを設置するなど、さまざまな取り組みを行っています。
問い合わせ 市政改革・創造推進課(Tel.内線2181)へ
◆白山駅〜やすらぎ堤 遊歩道が完成
7月5日に開通式
白山駅とやすらぎ堤を結ぶ遊歩道の終点部「やすらぎ遊歩橋」が完成し、7月5日から全区間の利用を開始します。
延長約700メートル、幅員3メートルのこの遊歩道は、魅力的な散策を楽しむことができる歩道づくり「ウオーキング・トレイル事業」の一環として、平成11年度から整備を行ってきました。
誰もが安全・快適に歩くことができるよう、途中交差する3本の道路を、ゆるやかなスロープの3つの歩道橋でクリアするなど、バリアフリーに配慮した構造になっています。
なお、遊歩道全線の供用開始に合わせ、式典や渡り初めなどの開通式を7月5日に行います。
※駐車場がありませんので、車での来場はご遠慮ください
日時 7月5日午前10時〜11時
会場 信濃川左岸やすらぎ堤(JR越後線鉄橋下流側、白山ポンプ場裏)
問い合わせ 西土木事務所建設課(Tel.268・4050)へ
◆新潟地域合併問題協議会
建設計画の審議が具体化
「新潟地域合併問題協議会」の6回目の会合が6月16日に開かれました。
冒頭、岩室村の同協議会への参加が正式に承認され、13市町村での協議が始まりました。
会合では、新しいまちづくりの基本的指針となる合併建設計画の具体的な審議に入ったほか、行政制度の調整方針などについて話し合いました。
合併建設計画では、新市域の一体化などに有益な事業として、各市町村から提案された事業の報告があり、今後の協議の中で、同計画に盛り込む事業を絞り込んでいくことを確認しました。
また、合併後のまちづくりの姿を明確にするため、「交通体系の整備」「産業の振興」「自然と共生できるまちづくり」を柱に、今後10年間のまちづくりの骨格となる施策をリーディングプロジェクトとしてまとめることになりました。
そのほか、行政制度の調整方針として、行政機構および組織の取り扱いでは、「本市以外の役所・役場は地方自治法上の支所とする」ことで合意しました。
なお、これまでに同協議会で話し合った内容などは、協議会ホームページに掲載しているほか、地区事務所などで閲覧できます。第6回は、現在掲載の準備を進めています。
問い合わせ 広域合併推進課(Tel.内線2170)へ
アドレス http://www.niigatachiiki-gappei.jp/
◆“市長と語る会”を開催
きょう29日石山 7/5黒埼
合併や政令指定都市に向けた課題を中心にした懇談会「市長と語る会」を開催します。
どなたでも自由に参加でき、事前の申し込みは必要ありません ※手話通訳・要約筆記あり。石山会場については、車での来場はご遠慮ください
期日・会場 きょう29日・石山地区公民館、7月5日・黒埼農村環境改善センター
時間 午後1時半〜3時
内容 市長説明、質疑応答
問い合わせ 市民相談室(Tel.内線2065)へ
◆ムッシューあきらくんの合併あらかると
<7>議員の身分の取り扱い
今回は、議会議員の身分の取り扱いについてです。
旧黒埼町との合併では、編入された議員も編入先の議員の任期満了まで在任できる在任特例を採用し、旧黒埼町の議員はことし5月1日まで新潟市の議員として活動しました。
13市町村での合併となる今回は、同じように在任特例を採用すると、議員の数は270人を超えます。
2月21日に開かれた任意の合併協議会では、議員の取り扱いについて、「合併特例法の定数特例を採用する」ことで合意しました。
定数特例では、新潟市の議員52人はそのまま残り、編入される12市町村の議員は全員失職します。そして、12市町村の区域ごとに選挙区を設けて増員選挙を行い、新たに計26人の議員を選出します。
その結果、合併後の新潟市議会は78人の議員で構成し、次の選挙ではさらにスリム化され56人以下になります。
各区域ごとの増員選挙の議員定数(計26人)
新津市 |
6人 |
豊栄市 |
5人 |
白根市 |
4人 |
亀田町 |
3人 |
小須戸町、横越町、岩室村、西川町、味方村、潟東村、月潟村、中之口村 |
各1人 |
※おおむね人口1万人に1人。任期は新潟市議会議員の残任期と同じ
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